小園しげよしのブログ

意外に知られていない害鳥による農産物の被害

鹿児島県はイノシシやシカなどの動物が農地を荒らすということで害獣として扱われています。
イノシシは全国各地でそうですが、シカは県北部では見られるものの指宿では見ることはありません。
山間部でなくてもタヌキも現れ、農作物を荒らしたりしますね。

意外とあまり知られていないのが、ヒヨドリによる農作物の被害です。
一見、可愛らしい見た目の小鳥ですが、ヒヨドリの被害が冒頭の写真の通りです。

 

ヒヨドリは実はカラスに次いで被害の多い害鳥なんです。
渡り鳥ではなく留鳥(りゅうちょう)といって、地域にずっと留まって生活しています。

もちろん、害鳥というのは人にとって害があるためそう呼ばれるだけであって、尊い命であることには変わりがありません。
むやみやたらに駆除するのではなく、防護ネットや音・光などの効果的な対策をして寄せ付けないようにしなければなりません。そもそも、鳥獣保護管理法によって許可なく駆除することは禁じられていますし、数が多すぎて許可を取って駆除していてもキリがないですね。

農地全てに防護ネットを張り巡らせるのは現実的ではありませんし、光や音による対策だと近隣の皆様に迷惑をかけてしまいます。
空からの来襲に非常に悩まされております。

被害額も甚大です。
鹿児島県は農業大国ですので、県が率先して害鳥対策を考えていかなければなりません。
私自身の課題として良策を考えます。

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