指宿市立利永保育所の卒園式と閉所式が行われ、ご挨拶させていただきました。
利永保育所は、指宿市も鹿児島県も一生懸命進めている少子化対策の甲斐も空しく、82年の歴史に幕を閉じることとなりました。
昭和19年6月に設立。敗戦色濃い食糧難の中、必死に次代を担う子供たちを育てた保育園でした。
同年の夏以降、沖縄から九州各地に学童疎開が行われ、指宿もその疎開先として多くの子供を受け入れた歴史があります。
指宿には海軍航空基地があったため危険にさらされていましたが、当時、開園間もない利永保育所は子供たちを守ろうと、皆さん必死の思いだったはず。今では想像もできない食糧難も深刻でした。
それから終戦を迎え、これまで平和に子どもたちを健やかに育て、保護者の方々をサポートし続けてきました。
この保育所で育った卒園生には80歳を超えている人もいれば、まだ小学生のお子さんもいます。
保護者の皆さんの気持ちを代弁するように、ご挨拶をいたしました。
先生方もとても素晴らしい保育園でした。
園児たちもこんな素敵な保育所で育ち、幸せだったに違いありません。


子どもを見つめる先生の顔がみんな、本当の親のようだったのがとても印象に残りました。
こんな無償の愛を受けた子供たちですから、立派な大人になることでしょう。
閉所式ですので、悲しい気持ちがとても強くありますが、最後までこの保育園で働いていただいた職員の方へ、心からの労いと感謝の意を込め、改めて有難うございましたとお伝えさせていただきます。










