県よりかごしま未来創造ビジョンの見直しの考え方が説明された。
医療、福祉・環境、教育、産業振興と幅広いテーマでもあり、しかもコロナ渦の中担当の桑代毅彦参事兼課長は苦労され良くまとめられたと思います。
説明後桑代課長に話した。
先ずは新型コロナウィルス感染症後の経済再生回復のプログラムを急ぎ実施すること、世界や社会が大きく変容しこれまでの常識が通じなくなってきている事など伝えたかった。
先ずは環境問題だが地球温暖化により世界でも有数のオガララ帯水層などの地下水が枯渇し後10年でトウモロコシを育てられなくなると言う。
本年はトウモロコシ、小麦、大豆が大きく急騰し輸入が競合する中国には限られた輸入穀物が買い負けしている。
このトウモロコシは鹿児島県畜産農家の未来を左右する。パンや豆腐が価格高騰し手に入らなくなる可能性もある。
まさしく世界的人口増加も加え食糧問題が大きな課題となる。
またそれに中国、インド等の経済成長が拍車をかけるだろう。
世界的に土地の劣化が叫ばれているが鹿児島の農地も土壌消毒や化学肥料による弊害が発生し土地の劣化や連作障害は今に始まったことではない。海も温暖化のせいだけではなく海洋資源の低下が発生している。
即ち魚が捕れなくなっているということである。食糧危機が迫っている。
私の地区の中学校の関係者と話した3年生25人の生徒の内8人が不登校。
障害児も相変わらず増える傾向にあり、健康にうまれても親が育てられない子供、虐待を受けたりネグレクトの子供が驚くほど増えている。
又いじめ対策すら出来ないサラリーマン教師が増え生徒と接する時間より教育委員会や上司への報告文書作成に追われパソコンから離れられない教師が増えている。
生徒を見ているのか生徒の心が見えているのか、学校で問題が発生すれば解決の糸口すらつかめず自身の保身の為に組織的に隠蔽をする体質から脱却できない状況がある。
人作りは未来への投資である。
かつてない中国の台頭により自由や民主主義が脅かされている。
香港は鹿児島とも深い関係にあったが中国共産党に従わざるもの自由を叫ぶ若者たちを逮捕拘禁する。
かっての友人たちはどうしているのか・・携帯をしても盗聴を恐れ本当の事を話してくれない。
新疆ウィグルへの迫害弾圧は世界第2位の経済大国とは思えない野蛮な仕業である。
尖閣には鹿児島県指宿漁協の船が数十年程前から出漁している。現在4隻であるが領土内での操業をしていても以前は領土内で操業をすれば良かったものの、近年では日本領土内から出て行けと中国海警に追いかけ回され沈没させられそうになったが、海上保安本部の巡視艇に中国海警の船との間に入って頂き助けてもらっている。
漁の出来ない日が今も続いている。日本の主権が脅かされている。
イタリア在住の日本人作家塩野七生さんは、外交とは、血を流さない戦争のことと文藝春秋10月号に寄稿している。
国の大きな使命は、国民を飢えさせないこと、戦争をしないことである。